名古屋工業大学 大学院 工学研究科 教授 秀島 栄三 氏
人口が減少するにつれ各都市では空家、空地が増え、都市全体としてみた場合、エネルギーや資源の供給面、道路や水道などのインフラの管理面で効率性が低下していく。税収が低下すれば効率性をむしろ高めなければならない。都市を計画的に縮小させていく上で「コンパクトシティ」の考え方がある。しかしこれを具体化することは案外と難しい。本講演では、そもそもコンパクトシティはどう定義されるか、コンパクトシティ化に向けて誰が何に取り組めばよいのか、今後展開可能な都市政策から維持管理技術にいたるまでを俯瞰する。