建設技術フェアは、産学官の技術交流の場を提供し、技術開発や新技術導入の促進を図るとともに、建設分野を専攻している学生との交流や一般の方々に建設技術の魅力と社会資本整備の必要性を広く紹介することを目的に、平成9年から毎年開催しているもので、おかげさまをもちまして今回で第26回目の開催となりました。
コロナ禍での開催ではありましたが、出展者の皆様やご来場の皆様に、感染拡大防止対策にご協力を頂きながら無事にフェアが開催できましたこと、心より御礼申し上げます。
今回から会場をより広い「ポートメッセなごや」に移すことで、出展者数は昨年より大幅に増加し、初出展者46企業・団体を含む326企業・団体の出展となりました。
また、「中部ライフガードTEC2022」と同時開催し、天候にも恵まれたこともあり、過去最高の16,786人と多くの方に来場していただくことができました。
国土交通省では、公共工事の現場における非接触・リモート型の働き方への転換、デジタル技術を活用したさらなる働き方の変革、いわゆるインフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めているところです。取組も2年目に入った2022年、本年をDXによる変革に果敢に取り組む『挑戦の年』としており、インフラ分野のDXアクションプランの取組の深化、分野網羅的、組織横断的な取組への挑戦を開始し、新たな段階へとその歩みを進めています。
今回の建設技術フェア2022in中部は、昨年に引き続き「建設現場のDXが未来を創る」をコンセプトに、「i-Construction」を始めとする多数の最先端技術の出展やインフラ分野のDXに関する講演など、DX推進に向けた取組み等を紹介することが出来ました。
このようにフェアが盛況のうちに終えることができましたのは、言うまでもなく関係各位のご尽力の賜です。
改めまして出展いただきました皆様、並びにご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
次回の建設技術フェアは、2023年の初冬、場所は今回と同じ「ポートメッセなごや」において開催を予定しております。寒い時期での開催とはなりますが、今回のフェアにおいて得た経験などを生かし、引き続き本フェアが中部圏における建設分野での技術開発や新技術導入の促進に寄与できますよう、更なる皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。