建設技術フェアは、産学官の技術交流の場を提供し、技術開発や新技術導入の促進を図るとともに、建設分野を専攻している学生との交流や一般の方々に建設技術の魅力と社会資本整備の必要性を広く紹介することを目的に、平成9年から毎年開催しているもので、おかげさまをもちまして今年で第28回目となります。
昨年の開催は、新型コロナウイルス感染症のまん延も下火となり、出展者数が前年より大幅に増加し、初出展者47企業・団体を含む377企業・団体と、過去最高の出展者数となりました。
本フェアが長きに渡り継続開催できましたのも、皆様方のひとかたならぬご支援・ご協力の賜と存じます。心より御礼申し上げます。
建設業は、インフラ整備の担い手、地域の守り手としての役割を担っているところですが、将来の担い手確保が大きな課題であり、他産業と比較して低い生産性の向上と働き方の変革に取り組んでいるところです。
国土交通省では社会の変遷と共に、情報化施工からICT施工へ、さらにi-ConstructionからインフラDXへとその施策を進めているところであり、その取組も4年目に入りました。DXによる変革を一層加速させ、i-Constructionを広範囲に展開するインフラ分野のDXを推進しております。
こうした背景から、前回同様インフラDXを軸に「DX・i-Construction」、「防災・安全安心」、「維持管理・予防保全」、「環境・リサイクル」、「設計・施工」の5分野における技術を募り、革新的技術が集まった「建設技術フェアin中部」となるよう、努めて参ります。
今回の「建設技術フェア2024in中部」は、ポートメッセなごや3号館において単独開催。「中部ライフガードTEC2024〜防災・減災・危機管理展〜」はポートメッセなごや2号館で同日開催いたします。また、昨年は16,040人の方々にご来場いただいており、年々本フェアに対する期待も益々高まっています。
今回も、多くの皆様にご出展・ご参加いただき、「建設技術フェアin中部」が更に大きく発展することを期待しております。