豊かで安全な暮らしと環境の調和をめざして 建設技術フェア2013in中部
我が国は、人口減少、高齢社会、財政制約、国際競争の激化といった社会構造変化や気候変動・地球環境問題等への対応のなかで持続可能で活力ある国土・地域づくりをどう進めていくかが課題となっています。
特に、昨今の地球温暖化の影響と思われる気温の異常な高温化や、局地的に発生するゲリラ豪雨などにより、河川の増水、道路の冠水、土砂崩れなどが頻発し、さらに、発生が懸念される南海トラフ巨大地震への対応などの課題に対する取り組みは、「国民の安全・安心を守る」という社会資本整備の最も重要な使命の一つといえます。
また、高度経済成長期に集中整備された多くの社会資本施設が、今後急速に老朽化することへ国民の関心が高まってきており、これら施設の効率的な維持管理や長寿命化に資する技術開発も喫緊の課題であります。
「建設技術フェア２０１３ｉｎ中部」は、このような課題を踏まえメインテーマに「豊かで安全な暮らしと環境の調和をめざして」として実施します。また、サブテーマを「最新の防災、減災技術で自然災害からあなたを守ります」及び「インフラ施設の点検、維持管理技術が安全な暮らしを支えます」として、「防災・災害対策」「維持管理・長寿命化」「コスト縮減」「環境・リサイクル」「施工」の５分野に分け、全部で１７８技術を展示いたします。
加えて地震や豪雨の仮想疑似体験、講演会など多彩な催しを企画しております。是非、多数の方にご来場頂きたいと思います。
建設技術フェアは、産学官の技術者の技術情報交流の場であると同時に一般の方々への社会資本整備の重要性を紹介するまたとない機会でもあります。
本フェア通じて、社会資本整備に携わる技術者の方々においては技術力向上のための貴重な場となり、建設分野における新しい技術や工法について認識の向上が図られ、現場において積極的な導入が促進されること、また、一般の方々においては社会資本整備への理解が深まることを期待いたします。
最後に、「建設技術フェア２０１３ｉｎ中部」の開催にあたりご尽力いただいた出展者をはじめ関係各位のご協力に心より感謝を申し上げるとともに中部地方の更なる発展に向けて、今後とも引き続きご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
（国土交通省 中部地方整備局 企画部長）
平出 純一
建設技術フェアin中部実行委員会 事務局
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(中部地方整備局 中部技術事務所内）
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