建設技術フェアは、産学官の技術交流の場を提供し、技術開発や新技術導入の促進を図るとともに、建設分野を専攻している学生との交流や一般の方々に建設技術の魅力と社会資本整備の必要性を紹介することを目的に、平成9年から毎年開催しているもので、おかげさまをもちまして今年で21回目の開催となりました。
今年度も出展を希望される企業・団体が非常に多く、昨年度を上回るの272企業・団体に出展していただくことができました。また、2日目の雨にもかかわらず、過去最大の14,517人と非常に多くの方々にご来場いただくことができました。
国土交通省では昨年を生産性革命の「元年」、今年を「前進の年」として位置付け、社会全体の生産性向上につながるストック効果の高い社会資本の整備・活用、関連産業の生産性向上、新市場の開拓を支える事を目的にi-Constructionをはじめとする様々な取り組みを推進しております。
今年度のフェアにおきましても、このi-Construction関連技術やロボット技術など、施策をサポートする多数の技術の出展及び講演をいただくことができました。
このようにフェアが盛況のうちに終えることができましたのは、言うまでもなく関係各位のご尽力の賜であります。また、出展いただきました皆様の建設技術がこれからの建設産業において非常に重要なものであり、かつ魅力的なものであったということがその理由であったと思います。改めまして、出展いただいた皆様、並びにご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
次回の開催予定も既に決まっており、今後、建設現場への導入が期待される様々な分野での技術開発・導入、なかでもi-Construction関連技術やロボット・AI技術を活用した新技術にも大いに期待しているところでございます。
引き続き建設技術フェアが中部圏における建設分野での技術開発や新技術導入の促進に寄与できますよう皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。
建設技術フェア2017in中部は、吹上ホールで21回目となるフェアを10月18日、19日の両日、開催させていただきました。
本フェアは、産学官の連携のもと、「新技術・新工法などの展示・紹介を通じて、新技術の開発・導入を促進し時代を先行する指針」として回を重ねてまいりました。
お蔭様で、今回は272社・団体にご出展いただき、14,517人もの来場者を迎えることができ、盛況のうち無事終了することができました。これも、関係各位のご尽力の賜物と厚く御礼申し上げます。
熊本地震や今年の大型台風による強風・豪雨など激甚化する自然災害が頻発する昨今、迅速な災害復旧やより強靭な社会インフラ整備の重要性が強く求められております。
「現在(いま)を支え未来を創る先進建設技術」をテーマに、防災・災害対策を始め各分野から多くの最新技術を展示いただき、専門的な情報交換、人的交流や商談が活発に行われたほか、効率化・省力化・安全向上につながるロボット技術を主催企画として、ロボット技術の応用拡大、防災・社会基盤の長寿命化などのi-Constructionの推進に及ばずながら貢献できたのではないかと思っております。
一方、深刻な労働者不足が懸念される建設業界にとって、担い手の確保は喫緊の課題となっています。これからの担い手となる学生や学校関係者を対象とした「学生交流ひろば」を設け、先輩技術者との交流を図り、業界の今後の方向性などを分かりやすく紹介したほか、出展者ブースでも「学生歓迎」と表示し、各企業の最新技術や仕事の内容などきめ細かな情報を提供していただき、業界・行政・企業が一丸となって業界の情報発信と建設分野における理解度を高めることが出来たのではと思います。
今後も、建設現場の生産性向上〜i-Construction〜をベースに、ロボット・IoT関連技術などの先進建設技術の展示・紹介に努めてまいります。
皆様方のご支援、ご協力をお願い申し上げます。