芝浦工業大学 SIT総合研究所特任教授 油田 信一 氏
近年のセンサやアクチュエータの技術と情報技術により、ロボットも大きく機能を進歩させている。建設現場でも、人がやりたくない(あるいはやりきれない)仕事を代替したり、作業の効率化の手段として、ロボットの導入が期待されている。しかし、実際は、単純に人をロボットに置き換えることは不可能である。行うべき作業とその現場を十分に理解している人がその作業にロボット技術を活かしていく、と言うアプローチが必要である。
本講演では、屋外で働くフィールドロボットの技術を紹介し、それをどのように現場に活かしていくかについて検討したい。