本建設技術フェアは、中部地方における産・学・官の技術情報交流の場として、建設分野の新たな技術開発や新技術導入の促進を図るとともに、建設分野を学ぶ学生に技術開発の現状と今後の方向性を伝えるとともに、また、一般の方々へは、建設技術の魅力と社会資本整備の重要性を広くピーアールしていくため、平成9年以降毎年開催しているもので、今年度で第19回目の開催となりました。
今年度のフェアでは開催テーマを「守る 安全な暮らしを支える建設ICTやロボット技術」、及び「創る 未来を支える建設技術」と設定し、また、出展ブースの出展分野の区分では、「防災・災害対策」「維持管理・長寿命化」「環境・リサイクル」「設計・施工」の4分野に加え、新たに産業界への進出が著しいドローンなどのロボット技術についても建設産業に導入が期待されていることから、全分野に共通する建設技術のうちロボット技術に特化した技術を「効率化・省力化・安全向上につながるロボット技術」分野として、出展エリアを設けることといたしました。
今年度は、出展を希望される企業様、団体様も非常に多く、昨年度の約15%増に当たる207技術を展示することができました。また、10月21〜22日の2日間で、約1万4000名に上る来場者にご参加いただき、この数もまた昨年度の約3000名増に当たる高い伸びを達成することができました。
このように今年度のフェアが、盛況のうちに終えることができましたのは、いうまでもなく関係各位のご尽力をいただきましたこと、また、ご出展いただきました皆様の建設技術がこれからの建設産業において非常に重要なものであり、かつ魅力的なものであったということがその理由であったと思います。改めまして、ご出展いただいた皆様、並びにご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
来年度の建設技術フェア開催の予定も既に決まっており、今後建設現場への導入が期待される様々な分野での技術開発・導入、なかでも今後ますます期待される建設ICTやロボット技術を活用した新技術にも大いに期待しているところでございます。引き続き建設技術フェアが中部圏における重要イベントになりますよう、皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。
19回目を迎えた「建設技術フェア2015in中部」は、今年度から国土交通省中部地方整備局と名古屋国際見本市委員会が主催となり、10月21日、22日の2日間、吹上ホールで開催させていただきました。
展示会開催にあたり、ご出展いただきました皆様並びに、ご支援、ご協力をいただきました皆様方に心より感謝申し上げます。
新たに主催企画として「効率化・省力化・安全向上につながるロボット技術」を取り上げ、ロボット技術を備えた建設機械やドローンの実演並びに講演会を行い、建設の施工現場におけるロボットの利活用や今後の可能性について広く情報発信させていただきました。
「学生交流ひろば」では、業界団体自らが“学生のための”をキーワードに建設技術や業界の現状、今後の方向性など「生の情報」を学生に直接プレゼンテーションする「建設技術フェア業界研究会」を開き、業界のイメージアップと優秀な人材の獲得に寄与できたものと自負しております。
フェア初日、21日午後5時半から、レセプションパーティーを初開催致しました。パーティーの冒頭では、「延べ15回」ご出展の3企業、「延べ10回」ご出展の3企業・2団体に対し、継続出展者感謝状を贈呈し、約180名のパーティー出席者一同でお祝いすることができました。
オフィシャルサポーターとしてアイドルユニット“dela”が来場し、開会式やレセプションパーティー、主催企画のロボット実演に参画したり、出展者を訪問して記念撮影に応ずるなど、華やかな雰囲気を随所で演出してくれました。
本展におきましては、このように新たな取り組みを行いましたが、改善すべきは改善し、20回目の節目となる次回展を、2016年10月20日(木)、21日(金)の2日間、開催致します。次回展では、吹上ホール全館を使用し、@産・学・官の技術交流の場を提供し、A学生に建設業界の魅力や技術開発の現状と方向性などを伝え、B一般の方々に建設技術と社会資本整備の必要性を紹介する他、C産業見本市の開催を通じ、技術・産業振興への貢献、及び出展者の皆様の商取引の拡大を図ってまいります。引き続き、皆様方の更なるご支援ご協力をお願いするとともに「建設技術フェア2016in中部」に積極的に参画されまして、この機会を大いにご活用いただきますよう重ねてお願い申し上げます。