建設技術フェアは、産学官の技術交流の場を提供し、技術開発や新技術導入の促進を図るとともに、建設
分野を専攻している学生との交流や一般の方々に建設技術の魅力と社会資本整備の必要性を広く紹介することを目的に、平成9年から毎年開催しているもので、おかげさまをもちまして今回で第25回目の開催となりま
した。
今回は新型コロナウイルス感染症が全国的に急拡大したことから、当初予定していた10月開催を12月に延
期しての開催となりました。出展者の皆様やご来場の皆様に、感染拡大防止対策にご協力を頂きながら無事
にフェアが開催でき、心より御礼申し上げます。
このような状況かつ、寒い時期での開催ではありましたが、出展者数は昨年より大幅に増加し、今回は初
出展者27企業・団体を含む254企業・団体の出展となり、天候にも恵まれたこともあり、14,054人と多くの
方に来場していただくことができました。
国土交通省では、新型コロナウイルスを契機とした非接触・リモート型の働き方への転換、生産性や安全
性向上等を図るため、データとデジタル技術を活用したインフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーショ
ン)を強力に推進しています。
今回の建設技術フェア2021in中部は「建設現場のDXが未来を創る」をコンセプトに、「i-Construction」
を始めとする多数の技術の出展や建設施工のDX化についての講演など、DX推進に向けた取組み等を紹介す
ることが出来ました。
このようにフェアが盛況のうちに終えることができましたのは、言うまでもなく関係各位のご尽力の賜です。
改めまして出展いただきました皆様、並びにご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
次回の建設技術フェアは、2022年秋に場所をポートメッセなごやに移し開催することが予定されておりま
す。今回のフェアにおいて得た経験などを生かし、引き続き本フェアが中部圏における建設分野での技術開
発や新技術導入の促進に寄与できますよう、更なる皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。