建設技術フェアは、産学官の技術交流の場を提供し、技術開発や新技術導入の促進を図るとともに、建設分野を専攻している学生との交流や一般の方々に建設技術の魅力と社会資本整備の必要性を広く紹介することを目的に、平成9年から毎年開催しているもので、おかげさまをもちまして今年で第23回目の開催となりました。
今年も出展を希望される企業・団体が非常に多く、243もの企業・団体に出展していただくことができました。
また、開催両日は台風19号などの災害対応などによる影響や2日目の天候不良などもありましたが、14,885人と多くの方々にご来場いただきました。
国土交通省では今年を生産性革命の「貫徹の年」と位置づけ、社会全体の生産性向上につながるストック効果の高い社会資本の整備・活用、関連産業の生産性向上、新市場の開拓を支える事を目的に、i-Constructionをはじめとする様々な取り組みを推進しております。
今年のフェアにおきましても、このi-Construction関連技術やロボット・AIなど、施策をサポートする多数の技術の出展、プレゼンテーション及び講演をいただくことができました。
このようにフェアが盛況のうちに終えることができましたのは、言うまでもなく関係各位のご尽力の賜であります。また、出展いただきました皆様の建設技術がこれからの建設産業において非常に重要なものであり、かつ魅力的なものであったということがその理由であったと思います。改めまして、出展いただいた皆様、並びにご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
次回の建設技術フェアも2020年10月14日(水)・15日(木)に開催することが既に決まっており、引き続き本フェアが中部圏における建設分野での技術開発や新技術導入の促進に寄与できますよう皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。
建設技術フェア2019in中部は、今回23回を迎え、10月16日、17日の両日吹上ホールで開催いたしました。
本フェアは、産官学の連携をもとに、新技術、新工法などの紹介を通じて、新技術の開発・導入を促進し、時代を先行する指針として回を重ねてまいりました。
今回は「現在(いま)を支え未来を創る先進建設技術」をテーマに、「建設業の未来を支えるi-Construction関連技術」を主催企画として、先進技術や最新工法を展示いただき、活発な情報交換、人的交流や商談が行われました。建設現場の生産性向上などの推進に及ばずながら貢献できたのではないかと考えております。近年、激甚化する自然災害が各地で続いており、会期直前には台風19号による大きな被害もありました。強靭な社会インフラ整備の重要性は益々高まっており、本フェアにもたくさんの防災・災害対策技術が出展されました。
また、少子高齢化を背景に労働人口の不足が懸念されていることから、これからの担い手となる学生や学校関係者を対象とした「学生交流ひろば」を設け、先輩技術者との交流を図り、業界の今後の方向性などを紹介したほか、出展ブースにおいても「学生歓迎」と表示し、各企業の最新技術や仕事の内容などきめ細やかな情報を提供していただく等、業界・行政・教育機関が一丸となって情報発信と建設分野における理解度の向上を図ることが出来たのではと考えております。
今後も建設現場の生産性向上を目指して、ロボット・AI技術をはじめ、先進建設技術の開発・普及と情報発信に努めてまいります。皆様方のご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、業界発展のために「建設技術フェアin中部」に積極的に参画いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。